それら詩い詩/林 理仁
 
まだ光が照らす中で
私はコーヒーカップ片手に
見つめていた

これはどこまでもそうなのだろうけど
またそれと同時に幾つも生まれゆくのだ

まだ闇に染まる夜中でさえ
数知れぬ行方たちが幻となる

私はまだそれを知ることはできないけれど
その最中の風はあの日からの追憶のようだ

夜想曲を奏でよう
あの日々の私たちを忘れることのないように

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