たましいふれんず/ひだかたけし
光る眼の夢のような
道なりに太陽の傾く
夕べに尚も耀き続ける
朝陽の訳も云えずに
荒い粒子の踊り舞う最中 、
不協和音たる人の
協和音から遠く
不協和音の渦中に
投下された最強の
不協和音の我
一時の協和音を
齎したかの如き
幻影の下に至り
勝利の凱歌あげて
意識打つ快感に浸り
更なる混沌渦中へと
突入し続ければ 、
光る眼の夢のような
道なりに太陽の傾く
夕べに尚も耀き続く
朝陽の訳を識る為に
歩き息衝き尚も歩いて、
決して焦らず走らずに 、
混沌渦中に尚も木霊する
協和音宇宙のシンフォニー
只々聴き入り沈潜す、
ノイズ日和のこの夜闇一刻。
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