昧爽/
青の群れ
とぼけた光が朝を呼ぶ
雨樋の上を鳥が闊歩する
うんざりするような
薄水色の空が広がって
人を傷つけることのない
丸い風が吹く 強く 強く
別れすらも曖昧に笑って
時間は過ぎていくばかり
思い出を枕の下に押し込み
あともう少しだけと目を瞑る
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