白骨の響/
ひだかたけし
ぽつんぽつんと
白骨の砕け
戻る地から
魂魄を離し
いってらっしゃい
いつかまたと
ぽつんぽつん
と
時の刻まれ
浮き立ち在るもの
また在るもの、
白骨のうたを歌い
真ん中へ真ん中へ
寄り添い合いながら
見てください見てください
わたしをちゃんと視て下さい
訴え来る最中また渦中 、
いつまでもどこまでも
また戻り来る時日まで
白骨の砕け散り
ばらばらとはらはらと
ぽつん、ぽつねん
うちゅうへ
ひと ひとりずつ
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